アジア圏の中で、英語を話すことができないと言われている日本。

ニューヨークに来て、私はふと思った。

「英語学習って必要?」と。

近年、グーグル翻訳のような翻訳機能が発展しているからだ。

google

今年1月、世界初のウェアラブル音声翻訳デバイス「ili(イリー)」が発表された。

ill

朝目覚ましを止めた後、眠っている脳を起こすためにFacebookのニュース一覧をチェックするのが日課な私。

その日もいつも通りニュースを流し読みしていると、「!!!」。

なんとも興味深い動画を見つけた。それがこれ。

 

お分かりだろうか。このデバイス、一瞬にして私たちが喋りたいことを翻訳してくれるという。しかもなんたってWi-Fiいらず!!!

なんとも素晴らしいデバイス!!!!

 

それから私は朝ご飯のシリアルを用意しながら、iliと過ごす私の日常を想像してみた。

 

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普段は営業をしている私。ここはニューヨーク。もちろんビジネス英語が必要な場面が幾度となく訪れる。

営業は相手を納得させて信頼してもらうことが大切。英語が出来るに越したことはない。

 

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ili 最高じゃん!申し込む~~~~~~~!!!!!!!!!

 

 

 

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その日の夜。

バングラディシュ出身の友達とご飯を食べていた時のこと。

彼はいくつもの仕事を抱えているが、主には不動産投資で生計を立てている。

ニューヨーク市内にいくつもの土地を購入し、運営管理しているのだ。

ニューヨーク以外にも、ドバイ、マカオ等最近だとアジア出張も良く行く、俗にいう成功者だ。

その日彼が言った言葉が、とても考えさせられるものだった。

私が「やっぱりスラング英語(フォーマルではない英語表現)も覚えないとダメでしょ~~!」と言うと、

「愛、僕は初めてニューヨークに来た時に、色々な差別を受けたんだ。当時は僕が貧し国から来たというだけで、色々言われてきた。

その時から僕は、如何に綺麗で上品な振る舞いができるか、教養のある言葉を話せるように努めてきた。

言葉が、その人をつくるんだよ。

だから、僕はスラングは愛に教える必要がないと思っているんだ。」

 

”言葉がその人をつくる”

 

やられた、と思った。

確かに人工知能が発達して、人々の言語の壁はなくなるかもしれない。

けど、言語の壁がなくなることと、人間関係を築く事は一概にも一致しないのではないだろうか。

 

私がこうして文章を書いている意味も、そこに通ずる。

ロボットが書いた文章で良ければ、私が書く必要は、ない。

同じ意味でも、言い回しは人によって違うし、使用する単語も異なる。

人の数だけ言葉は存在する。

 

今は成功を収めている彼だが、当時は本当に大変な努力をしたに違いない。

差別を払いのけ、ビジネスで成功するための要が「言葉」だったのだ。

 

もちろん英語以外の言語はiliを使用したいと思うけれど、英語くらいは自分の言葉で話したい。

 

だって、ニューヨークでは第二言語を話せることは別に凄くもなんでもない、当たり前のことだから。

本当の世界共通ってこのことだ。

 

新しい事を学ぶ時、それを取得した先に何があるのか、自分にとってなぜ必要なのか、わかった上で勉強するのとしないのでは、進歩の度合いがぐんと違う。

楽なことに流されがちな私だけれど、大切な友達の一言で何とか救われました~とさ。

つづく。